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【徹底シミュレーション】「金利が下がる」「返済期間が延びる」と返済状況はどう変わる?

金利を下げることで返済の負担を減らす「おまとめローン」、ここでは金利だけでなく、注目したい返済方法の種類と、実際に金利が違った場合の総支払額にどれだけの差が出るかについて見ていきましょう。

気を付けたい「残高スライドリボルビング返済」

「おまとめローン」に限らず、借り入れの代表的な返済方式に「元利均等返済」もしくは「残高スライドリボルビング返済」があります。元利均等返済は、元金と利息を返済回数で割った一定の金額を毎月返済していくスタイルです。

気を付けたいのは「残高スライドリボルビング返済」です。ショッピングでも購入金額にかかわらず一定の金額を支払う「リボ払い」という返済方式がありますが、残高スライドリボルビング返済は、リボ払いをベースにし、さらに返済に伴って減っていく借り入れ残高に応じて、返済金額が変わっていく、という方式です。返済が進むほど毎月の返済金額は減っていきます

しかし、残高スライドリボルビング返済を「楽でいい」と思うのは危険です。「短期返済で利息を極力支払わない」が返済の基本です。毎月の返済額が減っていけば、それだけ支払期間が長くなり、利息の支払いが増えてしまいます。

残高スライドリボルビング返済の場合、金融機関によっては毎月の最少返済額も少額から始められているところが多いですが、遅延を起こさない範囲で返済額を上げていくのが基本です。また、たいていの金融機関では臨時での追加返済を認めていますので、状況に応じて活用しましょう。

「おまとめローン」シミュレーション例

「おまとめローン」を利用することで、返済状況がどう変わるかを実際の数値を使って見ていきましょう。 200万の借り入れをA社から150万円(金利14%)、B社から50万(金利12%)で借りていた方が、「おまとめローン」に借り換えた場合の返済額の変化を見てみます(元利均等返済を利用した場合)。

【返済期間が2年の場合】

before

● A社150万円(金利14%)
→返済額172万8449円(利息22万8449円)/毎月7万2019円返済

● B社50万円(金利12%)
→返済額56万4873円(利息6万4873円)/毎月2万3536円返済

● 2社合計 → 返済額229万3322円(利息29万3322円)/毎月9万5555円返済

after

(1)おまとめローン200万円(金利10%)
→返済額221万4945円(利息21万4945円)/毎月9万2289円返済

(2)おまとめローン200万円(金利7%)
→返済額214万9071円(利息14万9071円)/毎月8万9545円返済

金利14%、12%で借りていた場合、支払利息の総額は29万3322円ですが、金利7%にまとめられれば支払利息は14万9071円とほぼ半減します。

また、返済期間を短くするのが借り入れの基本方針と何度かお伝えしてきましたが、上記の条件で、返済期間を1.5倍の3年にすると、利息はどう変わるかもシミュレーションしてみました。

【返済期間を2年から3年に変更】

<before>

● A社150万円(金利14%)
→返済額184万5577円(利息34万5577円)/毎月5万1266円返済

● B社50万円(金利12%)
→返済額59万7836円(利息9万7836円)/毎月1万6607円返済

● 2社合計 → 返済額244万3413円(利息44万3413円)/毎月6万7873円返済

after

(1)おまとめ200万円(金利10%)
→返済額232万3219円(利息32万3219円)/毎月6万4534円返済

(2)おまとめ200万円(金利7%)
→返済額222万3131円(利息22万3131円)/毎月6万1754円返済

返済期間が長くなれば毎月の返済額は減りますが、利息も当然増えてきます。「金利が下がればゆっくり返済できる」ではなく「金利を下げ、スピーディーに返済」を心がけましょう。

※このシミュレーション結果は簡易的な試算です。

まとめ ~「支払方法」「金利」双方を意識して~

①「残高スライドリボルビング返済」は返済が進むほど月の返済金額が下がる仕組み。
返済期間が長引く(=余分に利息を支払う)傾向になりがちなので注意すべし。返済金額を増やしたり、臨時返済をするなどの対処方法がある

②金利を下げても支払期間が長引けば総支払額は増える。
「低金利」かつ「短期間」での返済をすすめていくこと

「金利」「支払期間」「返済方法」の意識をもって、新しい生活のスタートを切りましょう。